公開研修「神出病院における退院支援と地域連携」を開催しました - 神出病院 - 医療法人 聖和錦秀会
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2025年03月27日 再生への取り組み

公開研修「神出病院における退院支援と地域連携」を開催しました

神出病院

教育委員会

 神出病院では、令和7年3月6日に第4回公開研修「神出病院における退院支援と地域連携」を開催しました。令和6年度より精神保健福祉法の改正が行われ、「精神障害にも対応した地域包括ケアシステム」の構築が推進されており、退院支援や地域との連携がこれまで以上に重視されています。退院支援は、入院中から退院後の地域生活を見据えて行うため、息の長い支援が求められます。

 今回の研修では、激しい暴力や遁走を繰り返して県内外の施設や病院を転々としてきた方が、当院に入院し、実際に退院につながった症例を通して、退院支援や地域連携のあり方について考えました。当院では、薬物療法だけでなく、多職種によるチームアプローチを行っており、心理的な働きかけを大切にしています。また、本症例の特徴の一つに、堺市南区役所や神戸市の相談支援事業所、施設や後見人等、県内外の複数の関係機関や支援者との連携があります。物理的な距離があり、直接顔を合わせる機会も限られていたため、入院当初からオンライン会議等を活用しながら話し合いを重ねました。多くの人が連携してご本人を支える器となりながら、地域とつながっていった症例であり、現在も病院のスタッフ間の連携、病院と支援機関・支援者との連携、という大きなチーム医療を行っている症例でもあります。

 

 研修では、今回の症例に深い関わりのある堺市南区役所の方々にもご登壇いただき、また参加者には行政機関やクリニック・精神科病院、施設等、県内外から多くの方々がお越しくださいました。研修後の座談会では、施設や病院のスタッフ間での連携の大切さや難しさ、地域とどのように連携していくかについて等、質疑応答や意見交換が活発に行われました。

 神出病院では、令和7年度の目標を「連携と連帯」としており、職員同士お互いの強みを活かして“患者様への理解に基づいた、心ある医療”を実践してまいります。支援者の皆様とも連携して、患者様が地域生活を送るために何が必要か、一緒に考えることができたらと思っています。