公開研修『地域におけるひきこもりへの対応』を実施しました - 神出病院 - 医療法人 聖和錦秀会
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2024年05月28日 再生への取り組み

公開研修『地域におけるひきこもりへの対応』を実施しました

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神出病院 教育委員会

 神出病院では、令和6418日に公開研修『地域におけるひきこもりへの対応』を実施し、当院の職員だけでなく、行政機関を中心とした地域の支援者の方々にもご参加いただきました。

 「ひきこもり」は2000年前後から注目されるようになりましたが、当時は若者の問題とされていました。現在では、当時の若者が40代、50代、その親は70代、80代となって高齢化が進み、社会的な孤立が深刻な問題になっています。研修では実際の事例を通して、人や地域との断絶から悲惨な事件に至るまでについて学び、改めて「私たちにできることは何か」「病院がどのように地域と協力していくか」等、さまざまに思いや考えを深める機会となりました。

 

 研修後に開かれた交流会では、精神疾患を起因としたひきこもりケースについて情報交換や検討を行いました。医療や福祉の介入があるにもかかわらず、支援の手をすり抜けて大きな問題が発生するケースもあり、当院としては“目の前におられる患者様の今を大切にすること”、そして“ご家族や地域の支援者の方々とつながりを持つこと”が大切だと考えています。

 そのためには日頃からのネットワークづくりが大切であり、今後も公開研修を含めた様々な取り組みを通して、地域の皆様と連携・協働してまいりたいと思います。また、神出病院は、“困った時に頼れる病院”でありたいと思っておりますので、抱え込まず、早めにご相談してくださることを願っています。

*神出病院では、家族相談(初回無料)も行っています。ぜひお気軽にお電話ください。
ご相談・お問い合わせ

TEL. 078-965-1151 地域連携室