2023年11月02日 再生への取り組み
神出病院リカバリープログラムのご紹介
神出リカバリープログラムとは
『神出リカバリープログラム』は令和5年7月より開始した、退院支援プログラムです。患者様が入院生活から地域に戻り、その方らしい生活を送るためには、まず病状の安定が必要です。しかし、病状が安定し、いざ退院するとなった時に、生活に関する様々な不安が頭に浮かんで退院が怖くなったり、病状が再燃したりする方も多くおられます。
『神出リカバリープログラム』は、“患者様が感じている退院に対する不安やハードルを下げたい”という職員の思いが出発点となっています。入院中の患者様が地域での生活を少しでも具体的にイメージでき、生活に必要な知識を得ることによって、退院への意識を高めていただくことが目的です。また、他者との交流によって、患者様がご自身についての気づきを深め、退院後の地域生活の準備を進めていけるよう支援してまいります。
期間
- 3か月1クール(全12回)
- 週1回開催
プログラム内容
- 心理教育(疾患、薬、栄養、社会資源、ストレスマネジメントについてなど)
- ピアサポーターとの交流会 ……など
スタッフ
看護師、作業療法士、薬剤師、精神保健福祉士、心理士、管理栄養士の多職種が連携してプログラムを運営しています。
※ピアサポーターの方々からのご協力もいただいています。
最初は参加者4名で始めた『神出リカバリープログラム』ですが、8月には5名となり、他の患者様からも「参加したい」とのお声をいただいております。
今後も、病院における退院支援の一環として、継続して実施してまいります。