栄養部では、入院患者様の病状や喫食状況に応じて食事内容の調整を行うことで、疾病の治癒や病状回復の促進を図っています。管理栄養士が他部門と連携を図りながら、栄養カンファレンスにて食事内容を検討し、患者様にとってより適切な栄養管理を行います。また、食生活に関する食事相談、慢性疾患など食事療養を必要とされる方に栄養指導を行っています。 お食事は、患者様の嚥下機能や摂食状況に応じて、嚥下調整食、ゼリー食、ソフト食、きざみ食(きざみ・一口大)など複数の食形態を用意しています。 また、より多くの患者様に楽しみにしていただけるよう季節に応じたメニューや旬の食材を取り入れた行事食を月1回以上提供しています。栄養面や衛生面が管理されたお食事は温冷配膳車にて適温で配膳しております。
食物アレルギーや食べられないものがある入院患者様におかれましては御相談下さい。
各検査の待ち時間がなく当日対応が可能となっています。 高齢化に伴い、立ち上がって検査を受けることができない患者様にも対応を可能にする為、ストレッチャーやベッドでの各検査室への移動が可能な広々とした空間も特徴です。これにより患者様の負担軽減はもちろんのこと、職員の負担軽減にも繋がっております。 当院では、迅速かつ正確な診断結果を届ける為、専門の放射線科医による遠隔画像診断レポートを採用しております。 診断結果は基本的には翌日、至急対応が必要な症例については2時間以内に診断されます。
平成30年11月新病院への移転に伴い、臨床検査測定装置の多くは新機種への変更を実施致しました。生理検査室も個室化され落ち着いた環境で検査を受けて頂くことが可能となりました。臨床検査部では「やさしく生命をまもる」の理念のもと「迅速かつ正確な検査結果の報告」と「患者様目線に立った質の高い検査の提供」を目指しています。
〔保有機器〕
生化学自動分析装置/自動血球計数機/尿化学分析装置/血液ガス測定器/遠心分離機/脳波計(2台) / 超音波診断装置(2台) / 誘発電位検査装置
臨床工学部では、平成30年11月新病院移転を機に血液透析療法をスタートしております。血液透析療法だけでなく、医師・看護師や各種の医療技術者とチームを組んで医療機器操作を実施、安全使用確認、点検・管理業務、研修などを行い、安全性確保と有効性維持に努めております。又、効率的で適切な医療機器運用ができるように業務を実施しております。
患者様と真摯に向き合い、安全で有効な薬物治療とアドヒアランス向上に努め、調剤業務、服薬指導を行っています。仕事とプライベートの両立可能な主婦でも働きやすい職場です。
医療福祉部には外来部門(地域医療連携室)と入院部門(医療介護福祉相談室)の2部門があり、それぞれ精神保健福祉士や社会福祉士が配属され患者様やそのご家族、関係機関の皆様の御相談を承っています。入院から退院までの相談を中心とし、経済的な課題解決、社会福祉サービスの調整など、退院後の安定した生活をみすえた支援を行っております。
その他に、地域の関係機関との連携を強化しており、支援者が集まる場への参加や研修・会議等への参加を積極的に行っております。
作業療法室では様々な精神疾患により日常生活に支障をきたした入院患者様に対して、個別または集団における作業活動(遊びや創作活動や日時調整に関連する活動)を通じ、心とからだのリハビリテーションを目的とした作業活動を提供しています。 個別作業療法として手工芸・革細工・読書・ぬりえ・パソコンなどの活動、集団作業療法としての園芸レクリエーションなどの諸活動を行っています。 それらの活動を患者様それぞれのニーズに応じて作業療法士が治療プログラムとして提案し、精神機能の向上や対人関係能力の改善や生活リズムの獲得などをはかり、その人にとってよりよい生活を送れるように、治療・援助を行っています。患者様の主体性や楽しむ気持ちを大切にし、作業療法に参加されることで少しでも前向きに明るい気持ちになれるお手伝いができるよう、作業療法室スタッフ一同心がけています。
臨床心理士及び公認心理師の資格を持つ、男性2名、女性2名の計4名で運営しています。職務内容としては、心理検査(発達・知能検査や人格検査、認知機能検査など)の実施を中心として、集団精神療法(アルコール治療病棟でのプログラム)や生活技能訓練(SST/Social Skills Training)、統合失調症者やアルコール依存症者の家族を対象とした家族教室の運営など、幅広い活動を実施しています。
介護療養型病棟、精神科病棟に入院している患者様を対象に、リハビリテーションを実施しています。介護療養型病棟では廃用症候群予防、ADL維持・向上を目標に、運動療法や日常生活訓練、患者様に合った環境設定等を行い、患者様が日々楽に生活できるよう努めています。そして精神科病棟では脳血管疾患や運動器疾患を持つ患者様を対象に、各種訓練をその日の精神状態や服薬状況を考慮しながら行っています。また、言語聴覚療法部門を立ち上げ「ことば」によるコミュニケーションに問題がある方や食べることや飲み込むことがうまく出来なくなった方に対し、評価や訓練を実施しています。
身体面だけでなく精神面の回復を意識しながらリハビリテーションを実施しています。